ロシアの技術供給輸出会社のレベデフ副社長は29日、モスクワで記者会見し、「ロシアは2012年または2013年までに、旧ソ連が17ヶ国で支援して建てた科学研究用の原子炉からできた使用済み核燃料を回収する」ことを明らかにしました。
この中で、レベデフ氏は、「これら高濃縮燃料は核兵器の製造に使うことが出来るものだ。これらを回収するのは、核拡散禁止の義務を履行するためである」と強調しました。ロシアのこの計画の実施に協力するため、アメリカはロシアに1億5000万ドルから2億ドルの財政支援を行います。
関係者によりますと、ロシアは回収した一部の使用済み核燃料を原子力発電所建設に使い、もう一部は科学研究用の原子炉で使用することにしています。
|