チェスの中国代表が18日、北京を発ち、21日からイタリア・トリノで行われるオリンピック団体戦へ向かった。
今回の代表チームは男女とも若返りが図られ、女子チームには、謝軍、諸宸、許イ華といった世界チャンピオンは入っていない。21歳の趙雪が主将となり、17歳の瀋陽、12歳の侯逸凡らが世界の強豪に挑む。
今年末にドーハで行われるアジア大会で初めて正式種目に採用されることから、今大会は、重要な実戦の舞台と位置づけられている。中国代表の葉江川総監督は、試合を通じて、若手選手の成長を促そうという狙いだ。
チェス・オリンピック団体戦
1927年開始。第2次世界大戦で一時中断したものの、1950年に再開され、以後、2年に1回が開かれている。中国勢は男子が1978年から出場し、最高順位は1998年と2002年の5位。一方、女子は1980年から参加。1998年に初優勝を飾り、以来、前回まで4連覇を果たしている。37回目を迎える今大会は男子149チーム、女子108チームが出場。これは過去最多の出場国・地域数である。
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