パキスタン国営通信社の報道によりますと、パキスタンのシェルパオ内相は7日、アメリカ国務省のヘンリー・クランプトン対テロ調整官が、パキスタンのテロ対策を物足りないと評した発言に対し、反論をしました。また、同じ日、パキスタン軍のスルタン報道官もクランプトン氏の発言はでたらめなものだと批判しました。
アフガニスタン訪問中のアメリカのクランプトン対テロ調整官は、「パキスタンは『アルカイダ』の多くのメンバーを逮捕したが、政府のテロ取締りにおける努力はまだ足りず、一部の地区はテロリストにとってパラダイスのようなところになっている」と発言し、「アルカイダ」の指導者ビン・ラディン氏がパキスタン国内に隠れている可能性指摘しました。
これに対して、パキスタンのシェルパオ内相は「パキスタンはテロ取締りにおいて最大限の努力を尽くした。クランプトン氏はパキスタン訪問中、パキスタンのテロ対策を高く評価したにもかかわらず、カブールに到着後、今度は一転して批判した。このような矛盾したやり方を理解できない」と述べました。
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