中国雲南省の警察当局はこのほど、「中国政府はミャンマー政府と協定を結び、500万元を投資して、ミャンマー北部のシャン州におけるケシの代替品栽培を援助することになった」と発表しました。
この代替品の栽培は、穀物、お茶、サトウキビなど5種類が含まれますが、中国とミャンマー双方は、関連プロジェクトを来年の7月までに完成させることで合意しました。
中国西南部にある雲南省は世界で最大の麻薬生産地「黄金の三角地帯」と隣り合っていて、長年来、麻薬密売者はこの地域を麻薬密売のルートとしています。ここ数年、中国はミャンマーの栽培農家のケシ栽培中止を援助するため、その代替品の栽培に協力し、より良い成果を上げてきました。そして2004年末までに、この地区ではすでに、ケシの栽培が殆どなくなっています。今度実施される代替品栽培プロジェクトはこれまでの成果を強固なものにすると同時に、長期的な継続を実現するためです。
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