中国の唐家セン国務委員は1日北京で、日本自民党の武部勤幹事長の一行と会談し、「今の中日関係は困難に直面しているが、この局面はいち早く転換させなくてはならない」と強調しました。
唐委員は、「新しい情勢の下に、中日関係の健全な安定した発展を維持することは、両国国民の根本的利益と国際社会の共同の願いに符合する。今年3月、胡錦涛国家主席が日中友好七団体と会見した際発表した重要な談話は、中日関係改善のため中国側が打ち出したまた一つの重要な外交的措置である。この談話は両国関係改善の方向、今の問題解決のための効果的ルートと今後の発展の見通しを示し、関係改善に尽力する中国側の積極的な姿勢と真摯な願いを十分に表している」と述べました。
これに対し武部幹事長は、日本側は日中関係を十分に重視し、両国関係の発展はアジアと世界の平和維持に重要な意義を持つとした上で、日本は歴史の教訓を汲み取り、平和発展の道を断固として歩んでいくとの姿勢を表明しました。
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