国連のアナン事務総長は11日、報道官を通じて声明を発表し、スーダンのダルフールと国境を接するチャドの東部地区で発生した武力衝突が激化したことに深く関心を寄せ、チャド国内の難民キャンプを襲撃した行為を強く非難しました。
アナン事務総長は、「チャドの東部国境地区で発生した紛争は激化する兆しがある。しかも、同国と中央アフリカと国境を接する地区へ広がっている。暴力活動がエスカレートすることは、チャド国内の政治情勢を緊迫化させ、国際社会が安定を維持する努力を破壊している」と指摘しました。
アナン事務総長はさらに、「難民の安全と尊厳を尊重しなければならない」と強調しました。
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