中国国家発展改革委員会は10日、食用糖の減産による糖価の上昇を抑制するため、4月18日から36万8トンの砂糖を4回に分けて市場に放出することを明らかにしました。
今年2月末までの中国の糖の生産高は669万6000トンで、去年同期より36万9千トン減少しました。2月中旬、国際糖価は1トン当たり6000元まで上昇し、25年ぶりの高値を記録する一方、中国国内の糖価も1トン当たり5500元まで上り、建国以来の最高値を更新しました。
今年、中国国内では1020万トンの糖が必要となるものの、糖の生産高は890万トンしかないと見込まれています。そのため、政府は80万トンほどの備蓄糖を市場に放出する予定です。1月に20万トンを放出しましたが、間もなく40万トンを放出し、残りの20万トンの放出は市場の供給情況次第だということです。(04/11 新華ネットより 訳:劉叡琳)
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