朝鮮半島の核問題をぐめる6ヶ国協議に参加している日本の佐々江アジア大洋州局長と朝鮮のキム・ゲグァン(金桂冠)外務次官は8日夜東京で会談し、双方は日本人拉致事件や6カ国協議の再開などについて協議しました。
会談後、佐々江局長は、日本人拉致事件と6カ国協議再開についての日本側の原則的な立場を表明しましたが、報道によりますと、朝鮮側は拉致容疑者の引渡しという日本側の要求を拒否したということです。
別の報道によりますと、会談で日本側は朝鮮側の6カ国協議への無条件復帰を促しましたが、朝鮮側はアメリカの金融制裁の解除を先決条件とする立場を強調しました。さらに、双方は東北アジア協力対話の期間中に引き続き接触することを表明しあっています。
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