2006年最初の五輪準備ボランティアの募集がこのほど、中国人民大学の学生を対象に行われた。募集人数は9人で、北京五輪組織委員会の市場開発部(1人)、マスコミ運営部(2人)、ボランティア募集部門(2人)の三部分に5人が配属され、その他の4人は他の部門。募集は、2006年6月まで続く。
募集開始早々、応募者が殺到。そのうち大学生50人、大学院生40人、男女比率は2:8。
今回の募集条件は以下の通り。学歴が大学以上、五輪ボランティアに熱意を持つ。コミュニケーション能力、ボランティア意識の高い人。市場開発部については大学英語レベル試験(国家が実施する英語試験)4級、マスコミ運営部については大学英語レベル試験6級(或いは以上)、性別は問わず。
学年などについて制限はないものの、人民大学の募集責任者は、「卒業学年に在籍する学生は時間的に余裕があるので、優先的に考慮するかもしれない」と話す。
選考方法はペーパーテストと面接。面接の際は、五輪に関する知識とボランティア活動に対する認識を中心に問われる。
北京五輪ボランティア工作チーム、北京ボランティア協会などの関連部門が、面接とトレーニングに携わり、この後の「大会ボランティア」募集に経験を生かしていく。
ボランティア募集は今後、範囲を拡大して、続けられる見込み。
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