先日行われた「百事ミュージックランキング授賞式」で『終身業績賞』を受賞した作詞家・庄奴が、きょう北京でメディア取材に応じました。5月4・5日に行われる「甜密密ーテレサ・テン ゴールドディスク交響楽団コンサート」を目前に控え、テレサ・テンとの親交について語りました。また、コンサート開催を記念して"宝??自磨砺出,梅花香自苦寒来(剣鋒は磨いてこそ宝剣となる。梅花は厳寒を耐えてこそかぐわしく香る。)"という詞を引用し、向上心を持ちつづけたテレサ・テンの人柄をしのびました。
85歳になる庄奴は、やや耳が遠くなったものの、まだまだ元気な様子でした。テレサ・テンにどれだけの曲を提供したか覚えていないとのことですが、「彼女の曲がヒットしたのは、自分にも少しだけ関係がある」と語りました。また、「ひとつの曲を生み出す際、50%は作詞・作曲で決まる。そこに、歌い手の歌唱力やアレンジ力が加わり、人々に受け入れられるかどうかが決まる」という考えを述べました。
「テレサ・テンは、曲の世界を解釈することに長けていた。非常に真面目だった。林青霞(ブリジット・リン)のような美人タイプの女性ではなかったが、ステージとは縁がある人だった。」と、彼女のやさしくて気さくな人柄をしのびました。
自身が作詞を手がけた「又見炊烟」「小城之恋」「海鴎飛処」「甜密密」については、テレサ・テン本人をイメージしたとのことです。「テレサ・テンがいなければ、私はいなかった。彼女もまた、"庄奴さんがいなければ、私はいませんでした"と言ってくれた。私たちはお互いに支え合い、影響し合うような関係でした。」と語りました。(編集:YS)
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