中国の新しい孫必干中東問題特使は29日、「中国はイスラエル総選挙で第1党となったカディマ(前進)党の積極的な態度を歓迎する」と述べました。
イスラエル選挙管理委員会が29日早朝発表した統計結果によりますと、カディマ党は次期議会の定数120議席のうち、28議席を獲得し、議会の第1党となったということです。カディマ党を率いるオルメルト首相代行は「パレスチナが譲歩すれば、双方の和平交渉を行う。イスラエルは一部の領土を譲り、これらの入植地から撤去することになる」と表明しました。
孫必干特使は「イスラエル総選挙の結果は、その人々の意向を表すものだ。中国は、国連の関係決議及び土地と平和の交換原則に基づき、和平交渉で中東問題を解決する道を断固として歩んでいくよう関係各方面に希望する」との考えを示しました。
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