胡錦涛国家主席は24日、北京で、中国を訪問したブラジルのアレンカル副大統領と会見し、「中国側はブラジル側と共に、両国関係を発展途上国間の団結と協力、及び共同の発展を図る上での見本となるよう努力していきたい」と述べました。

　胡錦涛主席はその際、「中国側は、ここ数年、両国の戦略的パートナーシップに新たな現象が見られたことに喜びを感じている。中国は両国関係の発展を高度に重視し、ブラジルを終始、誠実な友人であり、パートナーであるとみなしている。中国側はブラジル側と共に、両国の戦略的な共通の認識を絶えず深めていき、各分野の実務的協力を確実に進めていきたい」と述べました。

　これに対しアレンカル副大統領は、「ブラジルと中国との戦略的パートナーシップを絶えず発展させることは、ブラジルの大統領、政府と国民の共同の願いであり、ブラジル側は中国側と共に、相互補完における潜在力を掘り起こし、両国企業間の協力強化を奨励し、これを支持していき、双方の戦略的パートナーシップがより豊かな成果を上げるよう促していきたい」と述べました。