中国で開かれたアニメ・漫画産業フォーラムで明らかになったところによりますと、中国東部の長江デルタ地域にはアニメ・漫画産業地帯が形成されており、中国のアニメ・漫画産業の資源、資金、人材、プロジェクトなどが集中しているということです。
この地域の一部の都市はすでに、アニメ・漫画産業の振興を都市計画に組み入れました。そのうち、上海市はアニメ・漫画産業の中枢と展示の場にもなっており、デジタルコンテンツ産業が年平均30%の速度で発展しています。浙江省の杭州市は毎年2000万元を積みたてる専門基金を設立し、アニメ・漫画作品の創作やその産業の発展を支援しています。江蘇省の南京市、蘇州市、無錫市、常州市などでもアニメ・漫画産業基地が設立されています。
現在、既存の19カ所にのぼるアニメ・漫画産業基地や研究基地のうち、長江デルタ地域は7カ所を占めています。また、2005年に合わせて239のテレビアニメショーンの創作が承認されましたが、長江デルタ地域はその中の30%以上を占めているということです。
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