現代的な農業の推進には循環型農業の発展が不可欠な基盤となる。今年の中国共産党中央第1号文書では循環型農業の発展を加速することがはっきりと打ち出されている。
農業部の張宝文副部長は、節約型農業の構築は現在の農業生産に普遍的に存在している投入生産財の利用率が低い、リスクが高い、浪費がひどい問題の解決が可能となる、と語った。
中央第1号文書には、資源節約と環境保全に役立つ農業技術の開発に力を入れ、廃棄物の総合利用技術、関連のある産業チェーンの技術、再生可能エネルギーの開発利用技術の普及を重点とし、それに対応した税収・奨励政策を制定し、バイオマス・プロジェクトの実施、農作物茎類のガス化、固形化、発電や飼育への利用などの技術を普及し、バイオマス・エネルギーとバイオ基材の開発をおこない、バイオマス産業を発展させる。それと同時に、用水、土地面積、肥料、農薬、種(タネ)を節約することができる節約型農業を積極的に発展させ、電力や燃料油を節約する農業機械と農産物加工設備の使用と生産を奨励し、投入品の利用率の向上に努める。農業による広域汚染対策に力を入れることを強調した。
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