温家宝首相は2日、「当面、IAEA・国際原子力機関の枠組み内におけるイラン核問題解決の可能性はなおも存在し、関係各側が自制や忍耐心と建設的姿勢を保ち、この問題の解決に条件を作り出すよう期待している」と強調しました。
これは当日夜、ドイツのメルイケル首相との電話会談の席上述べたもので、温家宝首相はその際、「中国は、国際的な核拡散防止メカニズムを維持し、外交的交渉を通じてのイラン核問題の解決を主張している。中国はイギリス、フランスとドイツのEU三国とロシアがイランと対話と交渉を行っていることを支持し、ドイツを含む関係各側との接触を維持していきたいと願っている」と述べました。
これに対しメルケル首相は、「外交的ルートを通じてのイラン問題の解決は非常に重要である。EUはこれからもイランと交渉を続け、事態のいっそうの悪化を防いでいく。ドイツ側は中国側との疎通と協議を維持していきたい」と述べました。
|