まもなく開かれる全国人民代表大会と中国人民政治協商会議の「両会議」で審議される「第11次5カ年計画」要綱は重要な内容となるはずです。この要綱の起草に参加した課題グループの専門家はこのほど、記者に、「『第11次5カ年計画』期間中の発展目標に対して、要綱は10項目の発展指標を提出した」と明らかにしました。
GDP
国民経済のより速く安定した成長を保ち、GDP・国内総生産は2000年より倍増し、一人当たりのGNP・国民総生産は1600ドル以上に達します。専門家によりますと、これは、2010年になって、わが国の一人当たりのGNPは中等収入の国家の列に入り、2020年のその数字は3050ドルに達することを意味しています。
都市化
人口の都市化プロセスはより速いスピードを保ち、毎年都市化のレベルを1ポイント向上されれば、2010年になって人口の都市化レベルは47%ぐらいに達することができます。
就業
就業の圧力はやや緩和され、人民生活の質は著しく改善されます。専門家は、「1年1ポイントの低下によって大まかに計算すると、2010年になって都市部と農村部のエンゲル指数はそれぞれ、30%と40%であるべきである。住民の発展的消費や享受的消費の需要はより良く満たされる」としています。
社会保障
社会保障制度は基本的に確立され、都市部と農村部住民の最低生活保障のカバー率は50%に達します。課題グループは「都市部と農村部を統一にし、低水準、広範囲」と提案しましたが、それによって、全国で6億人余りが政府が提供した最低生活保障を享受することができます。
収入分配
いくらかゆとりのある生活を普及し、それを強固にし、収入分配の格差が拡大する傾向は基本的に抑制されます。「第11次5カ年計画」期間中、3000万人の農民の衣食の満ち足りない問題を解決し、また現在都市部と農村の約8000万人の低収入の人々の貧困化を防止します。都市部と農村の収入分配の格差が大きすぎることを抑制すると同時に、分配秩序の規範化を重んじ、チャンスと起点の均等化と公正化を重視します。
情報化
情報化は一層加速され、国家情報化の指数は年平均で25%向上させます。権威機構の調査によれば、1998年から2000年までの間、わが国の情報化レベルの総指数は48.6%、1年の向上率は21.9%で、国民経済の成長速度よりはるかに速いものです。。
資源環境の安全
人と自然の関係はさらに調和がとれ、資源環境係数は1.45以上を保ちます。資源環境係数は主に、自然資源や生態環境の社会発展に対する制約程度に現われています。ある予測によりますと、既存の資源開発技術レベルによって、出産を厳しく制限しても、わが国の国家資源の安全係数も1998年の1.73から2010年の1.45、2020年の1.35に低下する可能性があります。
教育
基礎教育は良好な発展を得ており、成人の識字率は95%ぐらいに達します。同時に、2010年に全国で9年制義務教育や全面的に義務教育の質を向上する目標を実現し、農村の基礎教育を根本的に改善することに努力します。
医療衛生
全国民の健康と医療衛生システムは基本的に確立され、1000人あたりの医師の人数は2.5人ぐらいに達し、現在中等収入国家の1.8人の平均レベル以上に達します。同時に、農村の公共衛生システムを基本的に健全化させます。
人口
人口が経済、資源、環境にもたらした圧力は比較的に抑制され、人口の自然成長率が0.7%以下、人口の成長規模は年間の純成長を1000万人以下に抑制されます。
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