「2004?05年、中国出版業発展報告」が発表された。新華社網が伝えた。中国出版の最新報告書は、04から05年の中国ニュース・出版業の発展の特徴や方向性と、注目される重要問題などについて、全面的な分析と研究を行っている。
同「報告」によると、中国の出版業の新しい重要な特色は、民間資本と外国資本が中国出版業の重要な構成要素となったことだ。
2004年4月に、山東省の世紀天鴻書業公司が、初めて「出版物国内総発行権」と「全国的チェーン店経営権許可証」を取得して以来、04年末までに、民間企業と株式会社合わせて14社が、国内で総発行権を得た。
「報告」の資料によると、定期刊行物の分野では、04年に国家新聞出版総署が、「時尚健康」など8社の雑誌社と、国外の版権機構との協力を承認した。
印刷業では、外国資本の投資を受けた印刷会社は04年に55社で、投資総額は1億3300万ドル。02年、03年と比べ、投資企業の数は減っているが、投資総額は年々増加している。
発行業では、国家新聞出版総署は04年、外国資本の投資を受けた図書・雑誌・定期刊行物の発行企業として、計11社を承認した。「遼寧発行有限公司」とシンガポールの時信出版有限公司が合弁で設立した「遼寧発行集団有限公司」を除いても、資本金総額は5億4700万元。
外国資本による中国の小売り分野への投資も日ごとに増加している。04年8月19日には、ネット書籍販売大手のアマゾンが、書籍やゲームなど文化製品を売る「卓越網」の株を100%取得し、外資による大規模な出版投資案件の1つとなった。
「報告」は、外資による中国出版物市場への進出熱が、今後数年間続くとみている。(編集CS)
「人民網日本語版」
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