「中日与党交流協議会」の初会合が21日と22日の両日北京で開催され、双方の代表約30人がこれに参加し、当面の重大な問題、および今後の見通しなどについて踏み込んだ交流が行われました。
席上、中国側代表は、いまの中日関係は不正常で、協調的ではない。当面の中日関係における問題の根本的原因は、日本の指導者による第二次世界大戦のA級戦犯を合祀してある靖国神社参拝にある。歴史問題で、中国側は妥協と譲歩する余地はない。今のこう着状態を打破し、関係の改善を図る上で最も重要なことは、日本の指導者が靖国神社参拝を中止することだ」と述べました。
これに対し日本側代表は、「日本側は中国側と同様、両国関係の現状に憂慮している。日本の与党は中国共産党との交流と疎通を維持していき、中日関係のこう着状態からの脱却を推進する具体的措置を共に見出していき、また日本の政府と指導者、および広範な国民に中国の政府と人民の心情を伝えていきたい」と述べました。
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