天津にある中国のラストエンペラー溥儀の旧宅の修繕作業が最近スタートし、年内に原形が回復される見込みです。
ラストエンペラーである溥儀は二十世紀の20?30年代に天津に住み、その旧宅は地震により一部が破壊されましたが、長年修繕されておらず、環境があまりよくありませんでした。関係者によりますと、修繕後の旧宅の庭園内に「天津での中国のラストエンペラー」という展示室が作られ、溥儀の天津における生活の模様などを展示することになります。
1908年、3歳未満の溥儀は皇帝になり、年号は「宣統」とされましたが、1912年の中華民国成立後、溥儀は退位し、中国で2000年余り続いた封建帝制に終止符が打たれました。その後、二十世紀の30?40年代に、溥儀は日本侵略軍が扶植した偽「満州国」の皇帝になりましたが、新中国成立後はの一般公民となっています。
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