中国駐在南アフリカの大使代理であるコロエネ公使は9日、最近中国人が同国で相次いで暴力事件に巻き込まれたことについて、これら事件の真相を究明すると表明しました。
中国外務省領事局の黄屏副局長は当日北京でコロエネ公使と会見し、中国人が南アフリカで暴力に遭って死傷者が出た事件について交渉しました。コロエネ公使はその際、「南アフリカは中国側と共に警務面での協力を強化し、組織的犯罪を取締り、治安環境を改善するため努力する」としました。
それに対して、黄屏副局長は「中国政府は海外にいる公民の生命と財産の安全に非常に関心を持っている。中国政府のこの関心を重視し、事件の調査を速め、暴行者を厳しく処罰するほか、治安環境を改善するすべての措置を講じ、在南アフリカ中国人と中国企業の安全を保障し、暴力事件の再発を防ぐよう」南アフリカ政府に求めました。
なお、今年に入って以来、4人の中国人が相次いで南アフリカで強盗事件に遭い、死亡したものです。
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