2005年、中国の自動車生産・販売台数は急速に回復したが、完成車の利益は2年連続で低下し、自動車業界は生産増加が収益増加につながらない「奇怪なスパイラル」に陥っている。
国家統計局が発表した最新の統計によると、完成車の利益は04年に18.3%低下し、05年はさらに38.4%低下した。販売利益率は03年の9.11%から04年は6.85%に低下し、05年はさらに4%まで下がり、製造業全体の平均利益率4.46%を下回った。
統計によると、低価格乗用車(エコノミーカー)の力強いけん引作用により、05年の乗用車生産台数は前年比26.9%増加の295万8400台に上り、増加率は前年を15.2ポイント上回った。うち下半期の増加率は53.1%に達し、上半期の増加率を47.9ポイント上回った。また12月の生産台数は前年同月比60.2%増加の30万8千台に達し、月間生産台数の記録を更新した。
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