トルコのギュル外相は24日、アンカラでキプロス問題解決についての行動計画を提出し、今年の6月前にキプロス問題に関するハイレベル会合を行い、国連のアナン事務総長が、キプロスのトルコ系住民、ギリシャ系住民及びトルコとギリシャ両国の代表を招いて共同でこの会合に参加することを要望しました。
ギュル外相はこの日の記者会見で「トルコは今月の20日にアナン事務総長にこの計画を提出した。計画にはキプロスのトルコ系住民の港の対外開放、そして、トルコがキプロスのギリシャ系住民向けに空港と港湾を開放することなどが含まれている」と述べた上、キプロスのトルコ系住民が国際的なスポーツ競技、文化、及びその他の社会活動へ参加することに同意しました。
キプロスのババドプロス大統領は当日「キプロス向けに港を開放することはトルコの履行すべき義務だ。トルコは相互間の制限を取り消すことを口実に、これらの義務を履行しないわけにはいかない」と述べました。一方、キプロストルコ系住民の指導者タラート氏はトルコ政府の計画に歓迎の意を示し、ギリシャ系住民がこの計画を真剣に考慮するよう希望しました。
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