EU・欧州連合は20日、中国の台湾海峡両岸の間で2006年の春節における往復直行チャター便が開設されたことについて声明を発表し、これに歓迎の意を表明した上で、これを契機に海峡両岸が対話を通じて、台湾問題の解決を求めていくよう呼びかけました。
EU議長国であるオーストリアも声明を発表し、「この励ましとなる事態は各側の間の対話と理解の強化にプラスとなる。これを踏まえて、海峡両岸が引き続き前進する方法を見出していくことを希望する。台湾海峡の平和と安定はこの地域ないし、より大きな範囲にとって重要であることからEUはこれを高度に注目している」とした上で、中国の一国二制度を支持する立場を改めて強調し、台湾問題は両岸の交渉を通じて、平和的に解決するべきだとの見解を示しました。
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