上海協力機構の張徳広事務局長は16日、北京で「上海協力機構は6月に誕生の地である上海で首脳会議を開く」ことを明らかにしました。
張徳広事務局長は上海協力機構事務局発足2周年のレセプションで挨拶し、「今年は上海協力機構発足5周年に当たる。6月に開かれる首脳会議はこれまで5年間の活動を総括し、今後の発展に向けた方向性を打ち出す」と述べました。
レセプションの開催を前に、張徳広事務局長は記者のインタビューに答え、「上海協力機構は上半期にエネルギー分科会を発足させ、エネルギーや天然ガスなどにおける加盟国の協力プロジェクトを策定する」と述べました。
張徳広事務局長はまた、上海協力機構を『東洋のNATO 』と言うマスコミの表現に議論を唱え、「上海協力機構は平和と協力のための組織であり、欧亜軍事同盟になることは絶対にあり得ない」と述べました。
なお、2001年に成立した上海協力機構の加盟国には中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの6カ国のほか、オブザ?バーとしてのモンゴル、パキスタン、イラン、インドの4カ国が含まれており、2004年1月15日に北京で事務局を設置しました。
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