国連のアナン事務総長は12日、『ジェノサイド禁止条約(集団殺害罪防止と処罰に関する条約)』発効55周年の記念活動に出席し、「ジェノサイドを防止するため、密接に協力するよう」各国に呼びかけました。
アナン事務総長は声明を発表し、「各国は、ルワンダと旧ユーゴスラビアなどで発生したジェノサイドからの教訓を汲み取り、それを阻止できなかった原因を反省しなければならない」と表明し、「国連と協力し、ジェノサイド防止に努力するよう」各加盟国と非政府組織に呼びかけました。
1948年に国連総会で採択され、1951年1月に発効した『ジェノサイド禁止条約』は、人種的集団殺害を防止また処罰することを目的としています。
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