国内スポーツ用品メーカー2社が10日、全米プロバスケット協会(NBA)関連市場への参入をそれぞれ発表した。李寧公司はクリーブランド・キャバリアーズのポイントガード(PG)ジョーンズ選手との独占契約を交わし、中国匹克集団はヒューストン・ロケッツと、2005ー06年のシーズン中、メーンスタジアムのスポンサーを務めることで合意した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
李寧公司の張志勇最高経営責任者(CEO)は同日北京で行われた記者会見で、契約により、ジョーンズ選手が試合で同社の「飛甲」シリーズのバスケットボールシューズを着用すると説明。「飛甲」はNBAコートに登場する初めての中国製バッシュになると述べた。またジョーンズ選手は、中国メーカー製品を着用して試合に出場する初めてのNBA現役選手になるという。
匹克集団の許志華副総経理(副社長)が同日明らかにしたところによると、ロケッツ・スタジアムに対するスポンサー期間は05年末ー07年の2年間の予定。同社は400万ドルを提供し、中国人のスター選手・姚明が所属するロケッツのスポンサー企業の一つになる。見返りとして、スポンサー期間中、ロケッツのメーンスタジアムに同社の広告ボードが4カ所設置される予定で、実現すれば、中国スポーツ用品メーカーの広告がNBAスタジアムに登場する初めてのケースになる。これまでNBAスポンサーになった中国企業は、方正集団と燕京ビールの2社のみ。
「人民網日本語版」
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