北京の故宮では最大の宮殿である太和殿の大規模な修繕作業がまもなく始まり、これは太和殿に対する史上最大規模の修繕作業として注目されています。

　北京故宮博物院によりますと、今回の修繕作業では、太和殿へのの建築調査も行われ、各部品の損失状況が調べられます。この修繕作業を担当している専門家は、「修繕作業の各手順は季節、湿度などの自然要素による影響を考慮しており、2007年の10月までに竣工する予定だ」と語りました。

　故宮は中国の明、清両王朝の皇居であり、1987年に世界文化遺産に登録されました。そして太和殿は『金鑾殿』とも言い、故宮で最大規模のもので、等級が最高の建物であり、敷地面積は2300平米を超え、1420年に建てられたものです。