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長江の上流部、金沙江に建設される渓洛渡水力発電所が26日、着工した。
同発電所の建設地は、四川省雷波県と雲南省永善県の境界。西部で生産された電力を東部に送る「西電東送」プロジェクトの中核をなす電力源として建設される。設計上の発電容量は1260万キロワットに上り、完成後は三峡水力発電所に次ぐ国内2位の規模となる。2003年に準備作業がスタートし、05年に本体工事が着工。07年11月にはダムによる河水のせき止めが行われ、15年に稼働をスタートする予定。物価上昇などを考慮しない場合、総工費は503億4千万元に上る。
同プロジェクトで建設される渓洛渡ダムは、発電のほかにも洪水防止、砂防、水上運輸のための水量調節などの役割を担う多目的ダムだ。ダム湖の貯水容量は46億5千万立方メートル。この完成すれば、下流側沿岸の宜浜、滬州、重慶など各市の洪水防止基準が、20年に1度の大洪水を想定した基準から、都市防災計画に基づくさらに高い基準に引き上げられる。(編集KS)
「人民網日本語版」
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