台湾海峡両岸の交渉の大陸側窓口、海峡両岸関係協会の汪道涵会長は24日なくなりましたが、香港とマカオのマスコミは哀悼の意を示しています。地元の新聞はそれぞれ社説を発表し、両岸関係の発展や祖国和平統一の促進への汪道涵会長の貢献を高く評価しています。
香港の新聞「大公報」は26日、文章を発表し、「汪道涵会長と、すでになくなった台湾海峡交流基金の辜振甫会長を始めとする両会が達した、『一つの中国』を堅持する口頭の合意はすなわち、両岸交渉の政治的基盤とされる『92合意』であり、これは、両岸の交渉を促進する基礎である。汪道涵会長はなくなったが、『一つの中国』を基にした両岸の交渉を阻止することはできず、進んでいくだろう」と述べました。
新聞「明報」はその社説で「両岸が、敵対から交流、接触、交流、協力へと転換し、さらに一つの目標に向かってともに進んでいくというプロセスの中で、汪道涵会長は重要な貢献をした」と高く評価しました。
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