26日、イラクでは市民あるいは警官を狙ったテロ襲撃事件が断続的に発生し、少なくとも18人が死亡し、数十人が負傷しました。

　イラク内務省によりますと、この日、爆弾を載せた一台のオートバイが、バグダッド北部の市場で爆発し、少なくとも3人が死亡し、26人が負傷しました。また、同じ日の早朝、バグダッドでは爆発事件が5回起き、5人が死亡し、17人が負傷しました。

　イラク警察が伝えたところによりますと、バグダッドから北東へ60キロ離れた検問所が襲撃され、警官5人が殺害されました。同日、イラク軍兵士5人がバグダッド北部の村で襲撃され、死亡しました。

　イラクでは、15日に議会総選挙が行なわれた後、市民と警官を狙う暴力事件が相次いで発生するなど、イラクの安全情勢が急速に悪化しています。