情報産業部の統計によると2005年末、中国の携帯電話契約数は4億件に迫る3億9300万件に達した。2000年3月の5千万件の8倍となり、大・中規模の都市ではすでに日常生活用品として定着している。
中国の携帯電話契約数は、2000年3月に5千万件に達した後、2001年3月には1億件を突破し、世界一となった。さらに2002年11月には2億件を、2004年5月には3億件を突破している。
情報産業部の関係責任者がこのほど、第3世代移動通信(3G)の営業許可証発行について「政策決定の時期が来た」と表明。現在、3G技術の開発や産業化が積極的な進展を遂げており、一連の試験も完了に近づきつつある。3G導入へのプロセスは加速しており、3G向け端末は来年の携帯電話市場で、新たな消費ブームを巻き起こすとみられる。
しかし、注意すべき問題として、都市部と農村部の間に横たわる情報格差(デジタルデバイド)は拡大する一方だ。大都市では携帯電話の普及率が80%を超えるが、一部遠隔地の山間部などでは、公衆電話まで3キロメートルの山道を歩き、順番待ちの末にようやく電話をかけられる、といった状況が残されたままだ。
「人民網日本語版」
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