移動通信によるリアルタイム中継を可能にし、第3世代移動通信(3G)の優位点を兼ね備えた新世代のグローバル移動衛星通信システム「BGAN型海事衛星新幹線」が21日、北京市で開通した。
BGANは、ブロードバンドグローバルエリアネットワーク(Braodband Global Area Network)の略で、新しい超高速マルチメディアシステムの総称。492kbpsの高速での双方向データ通信を可能にし、リアルタイム中継などマルチメディアの特性を生かしたプログラムの発信を実現させ、衛星のADSL(非対称デジタル加入線)と呼ばれる。端末はこれまでの衛星端末設備に比べて軽量で、最も軽いものは1キロに満たない。通信費用がやや高額なため、主に海上での事故や陸地・遠隔地での緊急事態などで利用される。
現在、BGAN衛星のカバーエリアは欧州、アフリカ、アジア、中東地域に及び、2006年には地球全体へ拡大する見通しだ。
「人民網日本語版」
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