クアラルンプールで開かれた東アジアサミットは14日閉会し、『クアラルンプール宣言』を発表し、会議の性質とASEAN ・東南アジア諸国連合の主導的な役割を明確にしました。
宣言は、東アジアサミットの参加範囲はASEAN の制定した基準によること、サミット開催と議長担当はASEAN 議長国によって行なわれ、ASEAN 年度首脳会議も同時に開催されること、会議の方式はASEAN 及び東アジア首脳会議のその他のあらゆる参加国の共同審議によることなどをきめています。
宣言は東アジア首脳会議の主な内容を明確にしています。つまり、地域の政治と安全保障問題について戦略的な対話と協力を強化すること、技術譲渡、インフラ施設の建設、人道主義援助の強化などを通じて、東アジアの発展、金融安定、エネルギー安全を促進し、経済のグローバル化と成長を実現させ、貧困撲滅、発展格差の縮小、金融の連携を実現させ、貿易、投資の拡大およびその自由化プロセスを推進すること、各国文化に対する理解を一段と促し、民間交流を強め、環境保全、伝染病予防、災害防止などの分野における協力を促進させることです。
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