中国の胡錦涛国家主席は、「中国政府は、すべての必要な、かつ効果的な措置を講じて、今回の水質汚染事件によるロシアへの損害を減少していく」と表明しました。

　これは胡錦涛主席が8日北京で、中国を訪問したロシアのメドベージェフ第一副首相と会った際述べたもので、胡錦涛主席はその際、「中国政府は、必ず両国と両国人民に高度の責任を持つという態度を以って、すべての必要で効果的な措置を取り、松花江の汚染の程度を最大限に下げ、この事件のロシア側にもたらす損害を減らしていく。中国は、ロシア側との疎通と強調を強め、援助を提供し、協力を行っていきたい。中露双方の共同の努力と密接な協調の下に、関連問題が適切に解決されるものと信じている」と述べました。

　これに対しメドベージェフ第一副首相は、「松花江汚染事件はロシアと中国が共に迎えたチャレンジであり、両国は協力を強め、困難を克服し、災害に打ち勝っていかなくてはならない」と述べました。