今年、福建省政府は、ダム建設により立ち退いた住民の困難を解決し、その収入を増やすプロジェクトを全面的に実施しています。

　報道によりますと、6万人の飲用水不足問題と道路の敷設問題などを解決するため、すでに1億8500万元が拠出されました。

　福建省は水利状況が比較的発達した省で、容量1000万立方メートル以上のダムや設備容量5万キロワット以上の水力発電所など多くの建設工事は進行中で、ダム建設で生まれた移民はすでに100万人を超えています。そして大多数の移民は辺鄙で貧しい山間地帯への引越しを余儀なくされていることから。飲用水不足と道路の未整備という点が、移民の生活や収入増加に影響する大きな問題となっています。また2004年末までに、全省の10万の移民たちの1人あたりの収入は、865元以下で、道路が整備されていないため耕作機も使用しにくい状態にある農民は11万3000人にのぼるということです。