中国の胡錦涛国家主席は5日北京で、中国を訪問したベラルーシのルカシェンコ大統領と会談を行い、「中国とベラルーシとの関係は、全面的に発展し、戦略的に協力する新しい段階に入った」と強調しました。
席上、胡錦涛主席は、「中国とベラルーシとの国交樹立13年来、両国関係は健全で安定した発展を見せた。中国側は、ベラルーシが実施している内外政策とその選択した発展の道を尊重し、ベラルーシのWTO・世界貿易機関へのいち早い加入を支持する。両国が重要な問題で協議と協力を強め、これまで達成した双方の協議と協力項目を立派に実施してゆき、文化、教育、スポーツと観光など人文分野の交流と協力を拡大するよう期待している」と述べました。
これに対しルカシェンコ大統領は、「ベラルーシ側は、両国関係と各分野の協力が強まることを望んでおり、ベラルーシが中国にとってはヨーロッパ大陸での建設的な協力パートナーになるよう願っている。として上で、中国の完全なる市場経済的地位を承認し、また、これまでどおり一つの中国の政策を堅持していくとのベラルーシ政府の立場を改めて表明しました。
会談後、両国元首は中国とべラルーシとの共同コミュニケに調印し、さらに、両国の経済技術協力など12の文書の調印式に参加しています。
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