OPEC・石油輸出国機構の議長国であるクウェートのファハドエネルギー相は2日ウィーンで、石油精錬施設への投資を一層強化し、精錬能力を高め、OPECと共に原油市場の安定を保障していくよう石油消費国に呼びかけました。
これは、フェハドエネルギー相がOPECとEU・欧州連合との第二回エネルギー対話会議終了後にメディアに述べたもので、ファハドエネルギー相はその際、「OPEC が間もなく開く閣僚級会合で原油産出量を削減する決定を行うことはないだろう」とした上で、自国の税収政策を改めて見直すよう石油消費国に要求しました。
会議に参加した欧州委員会のピエバルグス・エネルギー問題担当委員は、この要求について、「環境保護とEUのエネルギー不足という現実を考慮し、厳格的な税収政策を実施することは必要である」と述べました。
アメリカ一部の地区では、これから気温が大きく下がることを懸念して、天然ガスの先物価格が上昇し、2日の国際市場の原油価格は1バレル59ドルとなっています。
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