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世界でエイズ感染の状況を楽観視できない
   2005-11-30 15:12:59    cri
 今年の12月1日は18回目となる「世界エイズデー」です。世界エイズ計画とWHO ・世界保健機関がこのほど発表したエイズ感染報告によりますと、カリブ海沿岸とアフリカの一部の国でエイズウイルス感染率が低下したたものの、世界的なエイズの流行は依然として厳しい状況にあります。

 1981年、世界で一例目のエイズ感染者が見つかって以来、現在まで、2500万人がエイズによって死亡し、エイズは人類史上最も深刻な疫病の一つとなっています。今年、世界のエイズ感染者数は去年より490万人増え、合わせて4030万人となりました。そして、3210万人が死亡し、そのうち、57万人は子どもとなっています。

 サハラ南部のアフリカ地域は、依然として、エイズ感染の最もひどい地域で、2580万人が感染し、この2年で、100万人増加しました。世界の3分の2のエイズ感染者と今年新たに増えた感染者のうち65%はこの地域に生活する人々です。人口の多いアジア地域で、エイズ感染が急速に広がっています。現在、世界で5人の感染者に1人はアジアに生活しています。アジアでは今年感染者が110万人増えました。今のところ、インドの感染者数は513万人で、アジアにおける最も多い国で、世界でも2番目に多い国となっています。東アジア地域のエイズ感染者は2年前より20%増え、また、東ヨーロッパでは、感染速度が速く、今年の死亡者数は2年前の2倍となっています。

 中国について、国連エイズ計画とWHO は「エイズ感染は依然として、感染しやすい人々の間に留まっているが、一部の地区ではすでに一般の人々にまでに広がっており、エイズ予防の活動は現在最も重要な段階にある」としています。

 この二つの国連機関は「エイズ予防において、現在、世界は厳しい試練に直面している」と見ています。まず、世界各地では、人々は、エイズについての常識やその感染ルート及びいかにエイズから自分を守るかなどに関して、理解が不足しています。例えば、サハラ南部24のアフリカ諸国での調査によりますと、 15歳から24歳までの若い女性の3分の2はエイズの感染経路についてよくがわかっていないません。このため、この2つの国連機関は「広報活動と教育こそ、エイズ予防にとって、最も効果的で、最も基本的な部分だ」と強調しています。

 世界各地はそれぞれ、異なった問題に直面しています。アジアのいくつかの国及び、ラテンアメリカ、東ヨーロッパ地域で、現在最も多いのが麻薬と売春による感染です。北アフリカ、中東、カリブ地域ではエイズ検査が手薄で、一部の感染しやすい人々は予防計画の対象に入って折らず、十分な成果を上げていません。このほか、母子感染については、先進諸国では基本的に解決されたものの、サハラ南部のアフリカでは依然として厳しい状況が続いています。今後、緊急対応策を講じる必要があります。

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