IAEA・国際原子力機関理事会は24日からウイーンで2日間にわたって会議を開いています。1日目の会議は、主に、イランの核問題をめぐって討議し、各側は引き続き交渉を通じてイランの核問題の解決を求めることを支持しました。
会議の開幕式で、エルバラダイ事務局長は、イランに対し問題を解決するため核計画の透明度を増し、IAEAの核査察に積極に協力するよう求めました。エルバラダイ事務局長はその際「各側が対話を強めることは、食い違いを無くす最もよい方法だ。」と述べ、さらに、イスファハンにおけるイランのウラン転換活動はIAEAの抑制下で行なわれていることを確認しました。
中国の呉海竜国連大使は会議で発言し「中国はこれまで一貫して、IAEA の枠組内でイラン核問題の解決を主張し、EU ・欧州連合とイランが対話と交渉を通じて長期的な解決方法を探すことを支持している」と強調しました。
ウイーンのマスメディアの報道によりますと、IAEA 理事会は24日の夜、現段階でイランの核問題を国連安保理に提出しないことを決定しました。
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