北大西洋条約機構（NATO）の職員によると23日、ブリュッセルで、ウズベキスタンが、その領土内でのアフガン平和維持活動の停止をNATOに要求したと確認しました。

　これについて、職員は、「来年1月1日が活動の期限とされるこの要求は、NATO加盟国に送られたもので、ウズベキスタンに対して、欧州連合（EU）が行った武器禁輸や高官の入国禁止措置への報復と見られる」との見解を示しました。

　今年5月、ウズベキスタンのアンディジャンで反政府暴動が起きた際、EUは、アメリカと共にウズベキスタン政府による「暴力制圧」を非難したため、ウズベキスタンとの関係が悪化しています。10月、EUは、ウズベキスタンへの武器禁輸を表明し、先週には、「アンディジャン事件に関与した」として、12人のウズベキスタン高官の入国を拒否したということです。