新疆ウイグル自治区和田地区于田県達里雅布依郷は、塔克拉碼干(タクラマカン)砂漠の中に位置し、「シルクロード上で最も素朴な村」といわれている。ここでは263世帯1290人の克里雅(クリヤ)族が、川の下流に沿って生える胡楊樹の林の中に分散して住んでいる。
達里雅布依郷は1989年に成立し、このときに最初の学校が建てられた。当時は教師や教学設備が不足し、これに加えて村の住民は分散して住んでいるため、学校に来る子どもが非常に少なかった。2001年、面積927平方メートルの寄宿制学校が、郷政府付近の胡楊樹の林の中に建てられた。于田県から派遣されたウイグル族の教師16人がここで教鞭を取り、全郷の学齢児童約200人がこの学校で勉強するようになった。こうして、歴史ある砂漠の村で、教科書を読む朗々とした声が聞こえるようになった。(編集SN)
「人民網日本語版」
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