中国外務省の劉建超スポークスマンは15日北京での記者会見で、「まもなく開かれるAPEC・アジア太平洋経済協力会議の指導者による非公式会議の期間中に、中日両国の指導者による二国間会合はない、その理由は、両国指導者が会合する雰囲気と条件はまだ整っていないからである」と述べました。

　劉建超スポークスマンはその際、「中国は対日友好の政策をずっと実施しており、歴史を鏡にし、未来に目を向けるという精神に則って、中日両国の全方位的な善隣有効協力関係を発展させてきた。歴史問題を如何に処理するかは重要な政治的基盤である。中国側は、日本の政府と指導者が実際行動をとって、これまで歴史問題で示した承諾を実施し、中日関係の改善と発展に条件と雰囲気を作り出すよう期待している」と述べました。