ベネズエラ政府とメキシコ政府は14日それぞれ、大使の召還を発表し、これにより、両国元首間の政治的矛盾が一層エスカレートしています。
ベネズエラとメキシコ両国の元首の関係は今月初めにアルゼンチンでの米州諸国サミット開催期間中から悪化し始め、メキシコのフォックス大統領が、アメリカが提唱したFTAA・米州自由貿易地域の構築を支持したため、ベネズエラのチャべス大統領はフォックス大統領を「アメリカ政府の手先」だと称し、13日にはフォックス大統領を再度批判しました。これ対し、メキシコ政府は13日と14日にそれぞれ、ベネズエラ政府に正式の謝罪を要求した上で、「大使を召還する」と発表したものです。
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