ヨルダン国王のアブドゥラ二世は13日オマーンで、ヨルダンを訪問しているEUのソラナ共通外交・安全保障上級代表と会見し、この地域の現状について意見を交わしました。
ソラナ上級代表はその際、「先週発生した自爆テロ事件はヨルダンに莫大な損失をもたらした。EUはヨルダンに支援を提供するとともに、ヨルダン人民によるテロ取締り活動を支持していく」と表明しました。
シリアに対して経済制裁を行う問題について、ソラナ上級代表は、「現在の時点でシリア制裁を討議するのは時期尚早だ。シリアが安保理や国際調査委員会と緊密に協力すれば、経済制裁から免れるだろう」と示しました。
更に、イラク問題について、ソラナ上級代表は、「すべての関係各方面が共に努力してイラクの安全と安定を維持し、イラクと他の国で共にテロ活動を取り締まってこそ、イラクと隣国の安全と安定は初めて実現できる」と強調しました。
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