パキスタンのナジールカン保健相は10日イスラマバードでの記者会見で、「パキスタン災害救援委員会の最新統計によると、1カ月前の大地震でこれまで約8.6万人が死亡し、10万人余りが負傷した」と発表しました。
このほど震災地のパキスタン側カシミール地区でマラリアが発生した問題について、ナジールカン保健相は「マラリア発生初期では、死亡者がでたが、いまはそれが効果的に抑えられている。パキスタン政府は疫病の一層拡大を予防する措置をとっている」と明らかにしました。
ナジールカン保健相は「いま、震災地では新しいマラリアと破傷風の患者はでていない。国連はパキスタンに破傷風のワクチンを緊急に調達している」と述べました。
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