中国の胡錦涛国家主席は現地時間10日朝、イギリスでの公式訪問を終え、ロンドンを離れて次の訪問国ドイツの首都ベルリンへ向かいました。
ロンドンを離れるに先立って、イギリスのエリザベス女王夫妻が胡錦涛国家主席の宿泊先であるバッキンガム宮殿にむかい胡主席ご夫妻にお別れの挨拶をしました。
イギリス訪問期間中、胡錦涛国家主席はイギリス女王が主催した盛大な皇室歓迎式と晩餐会に参加し、エリザベス女王と共に、故宮文物展の開幕式に出席しました。また、イギリスのブレア首相とも会談し、両国の全面的な戦略的パートナーシップのレベルアップについて共通の認識に達しました。
そのほか、胡錦涛主席はイギリス議会の指導者、政府副首相、イギリスの経済界や企業界など各界の人々と会見し、またロンドン金融シティーで演説を行い、「中国が選択し堅持しているのは平和発展の道で、中国の発展は平和で、開放的、かつ協力を踏まえた発展だ」と強調しました。
イギリス訪問期間中、中国とイギリス両国は中英経済貿易連合委員会の共同コミュニケ、両国の航空などの分野における協力強化を唱えた一連の文書に調印しました。
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