中国の温家宝首相とロシアのフラドコフ首相は3日、北京で、中露首相間の第十回定期会合を行い、温家宝首相は、「中国側は、相互尊重、平等互恵の原則に則って、ロシアとの友好協力を絶えず強固にし深めていく」との姿勢を表明しました。

　温家宝首相はその際、「ここ10年来、中露首相の定期会合というメカニズムの下に、両国の協力分野は絶えず拡大され、協力レベルは絶えず向上し、両国関係は歴史上最も良い発展の段階にある」と述べました。

　フラドコフ首相は、「当面、双方は一連の重要な分野と項目で協力を強化しており、付加価値が高く、技術度の高い製品の相手側市場への参入を支持し、また、エネルギー、宇宙開発、科学技術と情報など分野の協力を強めている」と述べました。

　両国首相は更に、両国間に残された国境問題の順調な解決、両国の貿易のさらなる発展、および、石油と天然ガスの協力開発や共同によるテロと越境犯罪の取り締まりを表明しあいました。