中国政府が主催する第1回東アジア中小企業の発展と投資の促進シンポジウムは、今日(27日)北京で開幕しました。今回のシンポジウムは中国、日本、韓国などの中小企業の交流、共通認識の蓄積及びこれら企業の発展促進に積極的な役割を果たします。
現在中小企業はすでに各国の経済成長を促進する重要な力となっています。特に雇用促進や技術進歩などの面では中小企業はますます重要な役割を担っています。
東アジア諸国の中小企業の発展をさらにすすめるため、中国政府は第1回東アジア中小企業の発展と投資の促進シンポジウムを主催することを決めました。国家発展改革委員会の馬凱主任は、今日の開幕式で、「中国政府は中小企業の発展を非常に重視している。中小企業の発展を促す法律の枠組みと政策システムは、ほぼ完成した。中小企業はすでに中国経済の発展、市場の繁栄及び雇用の増加を促進する力となった」と紹介しました。
東アジア諸国の努力で、現在ASEAN・東南アジア諸国連合と中国、日本、韓国の間の経済技術協力は順調に発展しています。中小企業は地域協力においても重要な役割を果たしています。東アジア諸国は、今回のシンポジウムを重視しています。会議に参加しているカンボジアのエネルギー省高官プシャン氏は、「今回のシンポジウムの開催は時節にかなっている。会議が新しいチャンスをつくり出し、中小企業の発展と投資を促進する面における意見と経験を交わすことを期待している」と述べました。
ASEANの加盟国と中国、日本、韓国の間の中小企業の交流と協力をさらに強化するため、馬凱主任は、以下のような意見を出しました。
「今回の会議をきっかけに、東アジア地域の中小企業の発展と投資を促進することを目指すシンポジウムを定期的に行い、中小企業の発展における共通問題の解決について討議する。WTO・世界貿易機関の要求に基づき、中小企業の起業に役立つ税収政策を実施する。中小企業の市場競争の参加に平等且つ秩序のある貿易環境と投資環境を作り出す。中小企業の多国間経営を促進する」と語りました。
このシンポジウムには、ASEANと中国、日本、韓国など13カ国から来た政府高官、専門家、学者、中小企業の代表40人あまりが出席しています。参加者は、2日間にわたる会議期間中、中小企業の発展をめぐって討議する予定です。
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