ノルウェーのノーベル賞委員会は7日、ノーべル平和賞をIAEA・国際原子力機関とそのエルバラダイ事務局長に授与することを発表し、国連のアナン事務総長とEU・欧州連合のバローゾ委員長は当日、祝賀の意を表しました。
ノーベル賞委員会は「IAEAとエルバラダイ事務局長は、原子力の軍事目的の使用を防止し、最も安全な方式による原子力の利用を促すことに寄与したことで、平和賞を受賞したものだ」としています。
これを受けて、アナン国連事務総長は声明を発表し、「IAEAとエルバラダイ事務局長は、核拡散防止、原子力の平和利用の面で大きな貢献をしている。今回の平和賞は、核拡散防止と軍縮の必要性を改めて表明したものだ」と述べました。
EUのバローゾ事務局長は「ノーベル平和賞は、国際原子力機関とエルバラダイ事務局長が核技術の安全で、平和的利用を保障するために払った努力を評価するものだ」と表明しました。
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