小泉首相はその際、中国との関係は日本にとって最も重要な二国間関係の一つであるとの見解を表明した上で、今年秋に予定されているアジア太平洋経済協力首脳会議の上海開催の機会等を通じて、中国が国際社会の中で一層建設的な役割を果たしていくことを期待し、引き続き協力関係を深めいくと強調しました。

　朝鮮半島をめぐっては、南北首脳会談など注目すべき動きが見られたとし、日本は、引き続き、日米韓の緊密な連携を維持しつつ、北東アジアの平和と安定に資する形で、日朝国交正常化交渉に粘り強く取り組んでいき、朝鮮との人道的問題及び安全保障上の問題については、対話を進める中で、解決に向けて全力を傾けていくとの態度を表明しました。